今日もなんとなく中国語を眺めて、なんとなくわかりましょう。
今日は、地名に関わるお話です。
広州のニュースサイト「南都網」の記事です。
今日の見出し
キーワードは2つです。
「金边」 「驾驶舱」
さて、一つは地名ですが、どのあたりかわかりますか?
「金边」(金辺)
「プノンペン」です。プノンペンの地名ってそういう意味だったの!?と思って調べてみましたが、どうやら関係ないようです。なんでも、元々は「ペン夫人の丘」という意味なのだとか……。でもまあ、「金」がつくとなんだかめでたい感じはします。
「驾驶舱」(駕駛艙)
「コックピット」という意味です。
簡体字と日本語の漢字を見比べてみましょう。
「广」 「広」
「飞」 「飛」
「边」 「辺」
「紧」 「緊」
「驾」 「駕」
「驶」 「駛」
「舱」 「艙」
「现」 「現」
「烟」 「煙」
「雾」 「霧」
では、見出しの中身を見てみましょう。
「南航广州飞金边航班紧急返航 驾驶舱出现烟雾」
「南方航空の広州―プノンペン便が緊急帰航 コックピットで煙が発生」
「航班」は「便」「フライト」の意味。
「返航」は「帰航」。
「烟雾」(煙霧)は「煙や霧」。
中国南方航空の広州発プノンペン行の6059便が、離陸して高度1500メートルまで上昇したところで、コックピットで煙が出て焦げるようなにおいがしてきたため、パイロットたちは酸素マスクをつけてメーデーをだし、広州に緊急帰航した、というお話です。この過程、たったの19分。
けが人などについての情報はありませんが、早く判断したので乗客には問題なかったのではないでしょうか。
今日のキーワードの一つは「プノンペン」ですが、プノンペンがある「カンボジア」は中国語で「柬埔寨」と表記し、発音すると「ジェンプジャイ」というような音になります。
無事(たぶん)でよかったですね。